【 Dexter デクスター 警察官は殺人鬼】
2006年 主人公は警察の乾式かに勤務する殺人鬼。 放送当時、犯罪者が主演級である作品は以前もあったが さすがに警察官というのは斬新だった。 倫理的には「世直し」を効果的に使って曖昧にしている。 設定は斬新ながらも、ストーリーの安定感は抜群。 結末や犯人などは視聴者の 予想通りになることが多いほど飽きられるというが普通。 しかし、このドラマは視聴者の予想通りに話が進みながら 見終わった後に満足感を与えるほど見事にまとめてくる。 作品の雰囲気も偏りがなく、疲れることがない。 舞台がマイアミであり、気候や風土から 必要以上の恐怖や冷たさ、猟奇的な雰囲気を感じにくくなり 緊張感のない世間話も取り入れて軽さを出し 社会、家族愛、エンターテイメント全ての要素を持ち合わせている。 重すぎず軽すぎず、見やすい趣向になっている。 00年代後半の中では傑作の1つ。 人気も評価も絶頂の中、8シーズン目で惜しまれつつ終了となる。
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